オークションで中古の液晶モニターを買うときの注意点

オークションで中古の液晶モニターを購入する際は、できるだけ使用時間が記載されているものを選ぶと良いでしょう。

なぜなら、使用時間はバックライトの寿命に関わってくるからです。

■バックライトとは

バックライトとは液晶の裏面に取り付けられた光源のこと。

液晶は自分で光を発生することができません。

その為、光源が必要になります。

光源があることで画面に写真や文字が綺麗に映し出されるのですね。

最近では比較的寿命が長く、消費電力も少ないLEDが使われることが多いです。

■液晶モニターの寿命は4万時間⁉

液晶モニターを使い続けていると、同じ設定では少しずつ画面が暗くなって行きます。

LEDの場合でも、明るさが70%程度になった時が寿命と定義されています。

LEDの場合、明るさが70%になるのがおおよそ4万時間前後。

つまり、4万時間前後が一般的な液晶モニターの寿命なのですね。

なので、使用時間を確認することがとても大切になってきます。

■使用時間の確認方法

さて、使用時間をどう確認するか。

液晶モニターの中には使用時間が簡単に確認できるタイプの製品もあるので、オークションの説明欄に丁寧に使用時間を記載している場合もあります。

なので、使用時間が記載されている商品を買うのが間違いが少ないでしょう。

しかし、確認しづらいタイプの製品もあれば「そもそも確認できないのではないか?」と思われるタイプの製品もあります。

その場合は、その製品の製造年月日、あるいは発売日等からおおよその使用時間を割り出すこともできます。

■使用時間の割り出し方

仮に1日に10時間使用を1年継続するとして、10×365日で3650時間。

5年前に発売された製品なら3650時間×5=で使用時間は長くても1万8000時間前後であることが推定されます。

しかし、これはあくまでも推定なので、やはり使用時間が記載されているものを選ぶのが無難でしょう。

■何時間までが許容範囲か

4万時間が液晶モニターの寿命だとすると、大体2万時間前後が許容範囲ではないでしょうか。

1日10時間毎日使用するとしても、1年で3650時間です。

2万時間÷3650=5.47945…

つまり、5年以上も使える計算になります。

中古で購入して毎日10時間もつけっぱなしにも関わらず5年も使えれば、充分なのではないでしょうか。

もちろん酷使しなければ、耐用年数は更に伸びる計算になります。

※あくまでも個体差があるので目安です。

※また、バックライトが寿命を迎える前に、その他のパーツが駄目になるパターンもあります。

液晶モニターの寿命を延ばす方法

■前提条件

さて、バックライトの寿命について延々とやってきましたが、そもそもその商品が希望に見合ったスペックかとか、液晶画面には傷があるのかないのか。あったとして我慢できる範囲のものかというのも重要なポイントになってくるかと思います。

その場合でもやはり基本は事前の下調べと、商品画像や商品説明欄をきちんと確認するということがカギになってくるかと思います。

オークションの商品説明欄に書いてあることは信用できるのか?

■万が一の時の為に確認しておくと良いこと

失敗を避けるためには、入札する前に返品対応条件なども充分に確認するようにしましょう。

届いた商品が商品説明と著しく違う場合には、返品対応してくれる出品者も多いです。

そもそも液晶モニターなどの家電製品は、個人ではなくストアが出品しているケースも多いですよね。

個人出品よりストア出品の商品を買う方が安心かもしれません。

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