液晶モニターの寿命を延ばす方法
液晶モニターは自然に発光することができません。
なので光源にバックライトを使用しています。
これにより画面に写真や文字が綺麗に映し出されるわけです。
しかし、バックライトには寿命があります。
■バックライトの寿命は4万時間?
最近ではバックライトに省電力で長持ちするLEDが使われてることも多いのですが、このLEDの寿命が約4万時間と定義されています。
根拠は「当初の明るさの70%になったら寿命ということにしよう」と定義されたからです。
kureyon-grp.jpつまり、4万時間が経過したからといって、すぐ使えなくなるわけではありません。
そして、お気付きの方もいるとは思うのですが、バックライトの明るさ(輝度)は調整できます。
「明るさを落として使用すれば長持ちするのでは?」という疑問がわいて来たので調べてみたら、どうやら本当にそのようなのです。
■輝度80%を保つのは2万4000時間が限界?
EIZOのサイトで確認すると以前のCCFLバックライトを輝度80%で使い続けた場合、80%を保てなくなるのがおおよそ9000時間程度。
一方、LEDの場合は2万4000時間程度です。
https://www.eizo.co.jp/support/db/files/technical_information/2012/WP12-002.pdf
■輝度を落とせば長く使い続けられる
しかし、私はEIZOの液晶(EV2334)を購入当時から輝度10%前後で使い続けてきました。
これで、何の問題もありません。
イラストを描くならともかく(他の人と同じ環境での見え方を確認するため)文字を読むだけならこれで充分な明るさです。
EIZOの輝度の落ち方のグラフを参考にすると、輝度10%程度で良いのなら10万時間くらいは余裕で使えそうな感じです。
しかも、これは比較的高めの輝度設定でのもの。
最初から10%程度で使い続ければLEDの消耗も少なく、更に長持ちしそうな気がします。
まあ、そこまで使うとバックライトの以外の要因で故障する可能性も高そうですが。
■輝度を落とすと目にも優しい
しかも、輝度を落とすと更に良いことがあります。
それは輝度を落とせば落とすほど、ブルーライトやその他の光の刺激も弱まり、目に優しくなるからです。
つまり、輝度を落とせば省エネで液晶モニターも長期間使える上に、目にまで優しいのです。
経済的にも優しく目にも優しい。
素晴らしいですね。